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定年からの家づくりで気を付けること

人生80年と言われていましたが 最近は 人生100年などと言われ始めています。

注文住宅を購入する方の約30%が50代・60代以上のシニア世代であることをご存知でしょうか?50代・60代と言えば、子供の独立や定年退職などを経て、第二の人生をスタートさせるタイミング。新しい住まいで満足いく暮らしを送るためにも、この記事を通じて健康的な暮らしを支える家づくりのポイントについてしっかり理解しておきましょう。

50~60代のいわゆるシニア世代は、子育てや仕事に奔走する20~40代とは異なり、お子様の結婚、定年退職などのライフイベントを見据え、老後の人生について考える人が増えるという特徴があります。

今は人生100年時代。つまり50歳という年齢はまだ折り返し地点に過ぎず、住宅の老朽化が進んだり家に住む家族構成に変化が生じたことをきっかけに新しく家を建てるという選択肢は、まったく珍しいことではないのです。

 

50代・60代で家を建てるメリット・デメリットとは?

50~60代で家を建てる大きなメリットは、夫婦二人を中心とした家づくりができるという点です。20~40代の頃と比べるとライフプランが固まっているため、資金計画をもとに自分たちのライフスタイルや趣味に合った理想の家を実現しやすいのです。

一方、デメリットとしては、高額な住宅ローンが組みにくいことがあるという点が挙げられます。これは多くの金融機関が住宅ローン完済時期の上限年齢を75~80歳と定めているケースが多く、返済年数を長く組めないからです。そのため、今の住まいの売却金(住み替えの場合)や貯蓄・退職金などの自己資金を充当して購入する方も多くいらっしゃいます。

 

50~60代で家を建てる際に考慮しておきたい、健康的な暮らしを支える家づくりのポイントは「高断熱・高気密」です。

高断熱・高気密な家とは?

 

高断熱・高気密な家とは、断熱・気密性能が高い家であることを意味します。快適に暮らすために必要な性能が揃っていることから「高性能住宅」と呼ばれることもあります。

家の断熱とは、外気と住宅内の熱の移動を遮断すること。「寒い冬は室内でつくり出した暖かい空気を逃さず、暑い夏は外からの日射熱を遮断する状態」【魔法瓶のような家】と言えばイメージしやすいかもしれません。

気密とは、隙間がなく密閉されている状態を指します。気密性の低い住宅に住んでいると、隙間から外気の影響を受けてしまうため、室内を快適な温度に維持することができません。どれだけ断熱性能を高めても気密性が低いと、断熱性の効果は半減してしまいます。高断熱・高気密の二つが揃うことで、家の中の温度や湿度を快適な状態に保つことができるのです。

断熱・気密に優れた家はヒートショックの予防にもつながる

ヒートショックとは、急激な温度変化がきっかけとなって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象のことです。冬になると入浴中の死亡事故が増加しますが、ヒートショックはその原因の一つです。

ヒートショックによって亡くなる人数は交通事故の約4倍にのぼるとも言われており(※)、決して対岸の火事ではありません。

ヒートショックの原因となる「家の中の温度差」を減らすには、高断熱・高気密な家づくりがポイントです。

高齢者のヒートショック】入浴中の事故を防止する7つの対策 - HOWAGROUP:医療 介護 福祉の豊和グループ

 

このように住宅性能を高めることで、どの部屋にいても身体への負担を抑えながら生活することができるようになるのです。

換気性能も大切

断熱性・気密性の高い住宅で快適に暮らすためには、高い換気性能も重要です。住宅内では、湿気やにおい、シックハウス症候群を引き起こす化学物質など、様々な有害物質が発生します。また外からも花粉やPM2.5が入り込みます。そのため、住宅内の空気を循環させることで、常にきれいに保つ必要があるのです。

2003年に全ての住宅に対して24時間換気システムの設置が義務付けられました。しかし家に隙間がある状態では、有害物質を効率的に排出することができず、空気がよどんだ場所ができてしまったり、カビや結露の原因になることもあります。住まい全体を健康的な環境に保つためには、家の気密性を高めたうえで、24時間の換気を行うことが大切です。

 

バリアフリー設計を考慮した、高齢になっても住みやすい家づくり

年齢を重ねるにつれ、病気や身体の不自由によって生活に支障が出るリスクが高まります。家を建てる際は、高齢になっても住みやすいようバリアフリー設計を心掛けましょう。

廊下や浴室、トイレを広くとる

車イスで問題なく通れる廊下幅は90cm以上とされています。一般的な住宅の廊下幅は75~80cmですから、少し広めに幅をとっておく必要があります。また浴室やトイレについても、車イスのまま入れる、あるいは介助者が付き添える広さにしておくといいでしょう。

段差を少なくする

段差はほんの少しの高さであっても、転倒の原因となります。ドアの敷居部分など、家の中の段差が少なくなるよう心がけましょう。

一般的に段差が大きくなりやすい玄関の高低差を少なくできないかを考えてみることも大切です。「玄関の上がり框(かまち)をなるべく低くする」「式台を置く」などの工夫で段差を少なくすることができます。

ほかにも段差への対策として「玄関へのアプローチをスロープにする」「敷地面積に余裕があるなら平屋建てを選ぶ」「2階建てならエレベーターを設置する」といった工夫をすることで、より老後に住みやすい家となるでしょう。

手すりを設置する

廊下や階段、浴室、トイレ、玄関など、必要な箇所に手すりを設置しましょう。

後から取り付ける場合でも、手すりの取り付け位置にあらかじめ下地を入れておいてもらうと良いでしょう。下地のない場所に手すりを取り付けると頑丈さに欠け、壁ごと崩れたりするリスクがあるからです。

寝室の近くにトイレを設ける

寝室とトイレの距離が離れていると夜中の往復が大変です。間取りを考える際は、寝室とトイレはなるべく近くしましょう。上記写真の事例にあるように、トイレを寝室に隣接すると、夜中に何度もトイレへ行くようになってもご自身で用を足しやすくなります。

 

その他にも、高齢者でも住みやすい家づくりをする上で、

  • コンセントやスイッチ位置を車イスでも利用しやすい高さにする
  • 洗面台を低めにする
  • 床材を滑りにくい素材にする
  • 室内扉に引き戸を採用する
  • キッチンをIHコンロにする

など数多くの対策が考えられます。

健康なうちには気付きにくい点をあらかじめしっかり想定して住まいに反映しておくことで、何歳になっても身体への負担を抑えた生活を送れることにつながります。

 

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